MESSAGE
代表挨拶
店舗
誇りから縁が伸びゆく
世の中へ。
はじめてデニム・ジーンズ産地の工場を訪れたとき、つくり手が1着に思いを込めて向き合う姿勢に心を震わせました。"良いもの"をつくるという、その強い意志から始まるものづくりこそが、使い手の心を掴み、この産地を形成してきたのだと実感しました。私たちが活動をはじめて以来、この数年は未曾有の世の中であります。新型コロナウイルス、そして緊迫した国際情勢によるエネルギーや物価の高騰に、あらゆる機会、そして想いは奪われました。岡山県倉敷市、この街で活動する私たちもまた同様ですが、そんな中でも描く未来があります。挑戦し続けるという意志に「誇り」は宿る。受け取る私たちは、モノに寄り添い、時を過ごし、ともに育つ。そうして築いた関係性までを身に纏うことで「誇り」を感じられるのだと信じています。誇りから縁が伸びゆく世の中へ。デニムで人・モノ・人のあわいを育み、波のよう遠くまで、確かに伝えていく。それがITONAMIの姿勢です。
代表取締役CEO
島田 舜介
服を持つ暮らしに
確かな実感を。
人・モノ・情報が国を超えて飛び交い、世界中にいくつもの大きなネットワークができたことで、私たちはますます身近な暮らしの中での実感を失いつつあります。市場経済において、たいていのことはサービス化され、日々の消費はいつも、顔の見えない遠くのどなたか任せで成り立っており、何一つ自分一人で完結する物事がありません。
好き嫌いの感情も、損得の勘定も、他人の基準で決めてしまえる過便利なこの世の中で、だからこそ逆に、自分の物差しを持つこと。
流行りの考えじゃなくても、流行りのアイテムじゃなくても、周りがなんと言っても自分はこれを大事にしたいんだというもの。
僕らなりに言えば「自分にとってだけ、大切な一着」をしっかりと持つこと。そんな奇跡のお守りのようなものを身と心に携えることができれば、俯瞰と不感が蔓延するこの社会で確かな実感を取り戻せると信じています。「Live with will.」の精神で、ITONAMIという活動を通じて1人1人の実感を育んでいきたいと思います。
代表取締役COO
山脇 耀平